世界的に知名度が高いニューヨークが誇るメトロポリタン美術館
ニューヨークはブロードウェイなどの舞台の聖地ともいわれている世界屈指の都市ですが、芸術的分野についても非常に秀でています。
若き芸術家や美術家がこの地で学んでいますが、ニューヨークには世界三大美術館の一つに数えられるメトロポリタン美術館、通称Metも存在しています。
350万点以上という世界規模のコレクションを保有、教科書にも登場するような世界に誇る美術品が展示されています。
日本で美術館といえばそれほど広いという印象がありませんが、メトロポリタン美術館はとにかく広いのです。
この美術館を見たいとニューヨークに行くという人も多数いて、いつも多くの人でにぎわっています。
ゆったり見たいなら1日かけてみるつもりで!
ニューヨークの他の観光地も巡るから午前中くらい使ってメトロポリタン美術館を楽しもうか?という方もいるかと思いますが、午前中だけでは多分すべてを見るということは出来ないと思います。
それほどにこの美術館は広いのです。
常設エリアは17、期間限定展示物もあるのでかなり時間をかけて回らないとしっかり見て回る事が出来ないくらいに広いです。
美術品はかなりレアな物で、入ってすぐの場所に展示されているエジプトエリアを見て回るだけでも数時間かかります。
エジプトエリアには巨大な棺やミイラなど、教科書でしか見たことがないようなものが並び、エジプト政府から寄贈されたという紀元前15年の神殿などはまさしく圧巻、これだけでもこの場所に来た価値があると感動する方が多いです。
海外から見て日本の美術品はどういうイメージなのか?という感覚で日本の美術品を見ることができるのも、メトロポリタン美術館ならではです。
非常に大きなスケールの八橋図は、幅7mを超える大作です。
このスケールをそのままに展示できる美術館ですから、いくつかの美術館を巡るよりもずっと価値があると考える方も多いです。
チケットはシール、出入り自由だからこそゆったり楽しみたい
メトロポリタン美術館で入館料を支払うとチケット代わりのシールをいただけます。
これをスタッフの方が見える位置に貼っておくことで、1日で美術館を出たり入ったりできます。
美術館めぐりでお腹がすいてきたら、外出してお食事をしてからまたじっくり美術品めぐりを楽しむということもできるので、1日ゆったり時間を取って楽しみたい美術館です。
金曜日、土曜日は午前10時から午後9時まで、日曜日から木曜日は午前10時から午後5時30分まで開館しています。
休館日は感謝祭と12月25日のクリスマス、元旦と5月の第一月曜日です。
入場料金は希望料金?
メトロポリタン美術館の入場料金は希望料金とされています。
え?いくら払えばいいの?と戸惑いますが、大人は25ドルとも表記されています。
少々戸惑う表記なのですが、アメリカは寄付文化がとても進んでいるので、希望料金イコール1ドルも支払わないこともでき、また25ドル以上払ってもいいのです。
長く見学できる人は1週間通ってその分を総額25ドルとして支払うという人もいるようです。
美術館のサイトを見ると、美術品の展示に費用がかかるのでできるだけ総額をお支払い下さいと書かれています。
メトロポリタン美術館はあまりにも有名なのでアメリカ、またニューヨーク州の資金負担がるかと想像されますが、実は私立美術館なので負担等してもらっていないのです。
この規模の美術館が私立ということにも悪露時ですが、ボランティアスタッフ等が900人以上在籍し、公立学校と一部学生については入場料免除などのシステムもあるので、必要経費を補うためにできるだけ総額を支払ってほしいとしているのです。
本来、1人25ドルでは採算が合わないといわれているほどこの規模の大きな美術館を維持するのは大変だそうです。
ニューヨークメトロポリタン美術館に行くときには、この素晴らしい展示を常に素晴らしい状態にしてくれている方がに敬意を表し、総額をしっかり払ってきてほしいです。