アメリカ、カナダから楽しむことができる迫力満点「ナイアガラの滝」
世界三大瀑布とされ世界的にも知らない人がいないといわれるほど有名なナイアガラの滝ですが、実は世界三大瀑布の中でも唯一世界遺産登録されていない滝なのです。
観光客の数などは三大瀑布のその他にも劣らない滝であり、アメリカ、カナダを代表する滝です。
非常に大きく知名度の高い滝であるナイアガラの滝は、巨大な滝ですがアクセスのいい場所に存在しています。
こうしたアクセスの良さなどの好条件もあり、多くの観光客が訪れる観光地として開発されており、様々な楽しみ方ができる魅力的なスポットです。
展望台から迫力満点の滝の流れを見る事も出来、また滝の裏側に入って巨大な水のカーテンを楽しむこともできます。
ものすごい水圧を感じる事の出来る滝の裏側のツアーなどはその他の滝では味わうことが出来ない大迫力です。
ナイアガラの滝とは・・・
現在のナイアガラはカナダ滝、国境を隔ててアメリカ滝、ブライダルベール滝という三つの滝、さらにカナダとアメリカの国境付近のゴート滝、アメリカ滝とブライダルベール滝の間にあるルナ島で形成され、迫力の景色を見せてくれています。
1万年ほど前、氷河期の最終気にこの滝が形成されたといわれており、このナイアガラの滝は、カナダ5大湖の水量がこの地に集まり湖から湖をわたり、大西洋に下る途中に位置しています。
昔の滝は今より11キロほど下流だったとされており、氷河が溶けて滝が徐々に浸食され削られたことで上流に移動、現在もこの移動は継続中です。
浸食がこのまま続くと上流にあるエリー湖に滝が呑み込まれるといわれており、これを阻止するための工事が継続しています。
現在は毎年3cmほど浸食が進んでおり、かなり遠い未来になりますが、この迫力満点のナイアガラの滝は消滅する運命を免れる事が出来ないといわれています。
ナイアガラの滝の楽しみ方
ナイアガラの滝も季節によって水量が違いますが、年間を通じて楽しむことができます。
滝周辺には施設があり、安全面もしっかり考慮しているので、様々な楽しみ方ができます。
空、船、滝の裏側、そして滝を展望台から楽しむなど、好みで楽しみ方も変わってきます。
もっとも有名な観光方法としては、遊覧船の霧の乙女号に乗って滝壺クルーズを楽しむというもので、アメリカとカナダの両岸から出ている遊覧船は1846年に始まって以来、ずっと長いこと人気となっています。
せっかくナイアガラの滝に来たのですから、濡れる事を怖がらず、船の2階デッキから雄大すぎる位の滝を眺める方がいいでしょう。
滝周辺地域には観光客が宿泊できるホテルやレジャー施設などもたくさんあるので、滝を堪能してから別の観光を楽しむこともできます。