アメリカで節約するなら知っておきたいスーパーの特徴
アメリカで生活を始めると、まず驚くのが食費の高さです。
特に外食を続けていると、1回の食事で20ドルを超えることも珍しくありません。
そのため、日常の食材をどこでどのように購入するかが、生活費を左右する大きなポイントになります。
節約を意識するなら、まずはスーパー選びから始めましょう。
アメリカでは地域によって利用できる店舗が異なりますが、代表的なものに「ウォルマート(Walmart)」「トレーダージョーズ(Trader Joe’s)」「コスコ(Costco)」などがあります。
ウォルマートは全米に展開する大手ディスカウントストアで、品揃えが圧倒的に豊富です。
プライベートブランドの商品は質が安定しており、野菜や冷凍食品、調味料などをまとめ買いするとかなりの節約につながります。
一方、トレーダージョーズはオーガニック食材や冷凍食品が人気で、健康志向の人に支持されています。
価格も比較的リーズナブルで、特に冷凍のパスタやスープは味・量・コスパのバランスが良いと評判です。
コスコは会員制の大型スーパーで、大家族や友人同士でシェア購入する人が多いです。
単価は安くても量が多いため、一人暮らしの留学生はシェアハウスの仲間と一緒に行くのがおすすめです。
スーパーをうまく組み合わせることで、出費を抑えながら食生活を充実させることができます。
上手に買い物するための節約テクニック
スーパー選びと同じくらい大切なのが、買い物の「仕方」です。
計画的に買い物をすることで、無駄な出費を大幅に減らすことができます。
まず意識したいのは、買い物リストを作ることです。
行き当たりばったりでカゴに入れてしまうと、必要のないお菓子や飲み物を買ってしまう可能性があるため、事前に1週間分の食事を想定し、必要な食材をメモしておくことで、予算の管理がしやすくなります。
次に、セール情報を活用しましょう。
ウォルマートやトレーダージョーズでは、週ごとにセール品が変わります。
アプリやチラシをチェックして、特売品を中心に献立を立てると効率的です。
また、冷凍できる食材をまとめて買っておくのも節約のコツです。
鶏肉やパン、カット野菜などは冷凍しておくと長持ちし、結果的に無駄が減ります。
さらに、オーガニック商品を見極めることもポイントです。
アメリカでは「オーガニック」と表示されているだけで価格が高い場合があります。
必ずしもすべてが必要ではなく、農薬の影響が少ない果物(バナナ、アボカドなど)は通常品でも十分です。
一方で、皮ごと食べるベリー類や葉物野菜はオーガニックを選ぶなど、バランスを取るのが賢いやり方です。
最後に、ポイントアプリやクーポンを活用しましょう。
ウォルマートではオンライン注文で割引が適用されることもありますし、トレーダージョーズではお得なセット商品が定期的に登場します。
ほんの少し手間をかけるだけで、毎月の食費が10〜20%も変わってくることがあります。
節約しながら食生活を楽しむコツ
節約というと我慢のイメージがありますが、工夫次第で「楽しく続けられる節約生活」に変えることができます。
たとえば、スーパーで手に入るスパイスやソースを活用すれば、自炊の幅が広がります。
アメリカではメキシコ風やアジア風の調味料も手に入りやすく、同じ食材でも味付けを変えるだけで飽きません。
また、スーパーで販売されている惣菜やデリも上手に使いましょう。
トレーダージョーズのサラダやスープは、外食より安くて栄養バランスが良いものがたくさんあります。
完全自炊にこだわらず、時間とコストのバランスをとるのが賢い方法です。
さらに、友人同士で食材をシェアするのもおすすめです。
特にコスコなどの大容量商品は、分け合えば一人あたりの支出がぐっと減りますし、冷凍庫も圧迫しません。
料理をシェアしてホームパーティーを開くと、節約しながら交流の機会も増えて一石二鳥です。
食費の節約は、単なる金額の問題ではなく「自分の生活をデザインする」ことでもあります。
スーパーを上手に使いこなせば、無理なく楽しく、アメリカでの暮らしをより豊かにできるでしょう。
